久しぶりに西洋芝の記事。
12月下旬、霜が降りている中、初芝刈り機(安物w)でかなり短く刈り込んでみた。
今まで3年間も伸ばし放題で、いい加減もう根づいたはずなので実験的に刈りこみをした。
安物の芝刈り機&地面がデコボコで上手く刈り込めなかったけど、結構短く(3〜5cm)してみた。
そして昨日今年初の芝刈り。
地面がデコボコだとうまくできない。
芝刈り機の刈高を1〜2cmに設定して刈ってみたりと試行錯誤。
画像だと長く見えますが、5〜7cm(芝が寝てしまう)くらい。部分的には3cmくらいの場所も。
フェンス付近は端はいずれ手動で芝刈り予定。
しっかし、種類の違う西洋芝が混在しておかしなことになってるな〜
上記はベントグラスじゃないね。TOP GREENという西洋芝(ケンタッキーブルーグラスとかペレニアルライグラスなどの混合)
この芝がベントグラスとは色合いが違うもんだから(青っぽい)コロニーが点在してると、芝がマダラに見える。
これはベントグラス。端の方だからまだ刈り込みしていない。
このベントグラスって本当に強健なんだよね^^;
雑草並の強さ。どんどんコロニーを増やし増殖していく。
結構手を焼き始めています。
こうやって鉢にも進出します。今まで芝刈りをあまりやっていなかったから(根を張らせるため)種子ができ飛散。
昨年まで伸びるがままにしていたので、バラの株元にもボーボーに生え、バラの根にもベントグラスの根が絡みつき
流石にマズイなと思い、バラの周辺はベントグラスを根こそぎ撤去したつもりなんですが…
このように少しでも根や根の破片が残っていると、生えてきます。
これを放っておくと、また以前のようにボーボーになるでしょう。
ここは、砂利でその下が防草シートなんだけど、こんなところにも平気で進出してくるベントグラス。
西洋芝の栽培を初めてちょうど丸3年、完全に無農薬だけど、正直言ってここまで強健だとは思わなんだ((((;゚Д゚))))
手がかかるのは芝刈りだけじゃん。
あとは放置でも大丈夫っぽいね。肥料もマメにやらなくてもよさげ(実際、マメにやってない)
ここは結構寒暖の差が激しいけど(冬は氷点下7℃〜夏は数年前には40℃越えも記録してる地域)
病気にも全くならず、元気です。
私の場合、他のバラや植物同様の施肥、管理方法で無農薬ゆえ、セオリー通りではないけどね。
植物栽培をよく知っていれば(メカニズム等)また、よく観察して知っている人なら上手くいくんじゃない??
過去記事読んでいただければ、おわかりいただけると思いますが、私の西洋芝などの栽培法は一般的でなく
所謂「トンデモ栽培法」に分類されています(爆)
ですが、このように上手くいっている事実もあるということをおわかりいただければと思います^^
ここで西洋芝について、この3年間で学んだこと、私なりにわかってきたこと(私見)を書いてみます。
因みに西洋芝はベントグラス他(ダブリュオーセブン=007、TOP GREENです。他の品種については栽培経験がないので参考にされないでください)
1.西洋芝には、農薬が必須か→NO
2.西洋芝は夏越しが難しいか?→若干弱いが暑さで全滅するレベルではないし夏越しは難しくない(枯れても所々)
3.西洋芝は多肥を好む→NO
4・西洋芝は病気に弱い→NO
5・西洋芝は蒸れに弱いから砂を多く混合し植える→NO
6・西洋芝は成長著しいため窒素肥料を多めに与える→NO
根拠(私見)
1.私は完全無農薬ですが病気にも全くなりません。過去記事にあるように農薬乱用は却って植物を弱くする。
また植物を雑菌やウィルスなどから守ってくれる常在菌、有用菌、微生物までもが殺菌剤によって全滅してしまうので全てのバランスが崩れてしまう。
生物は無菌では生きられないし、ある程度の免疫があれば仮に病気に感染しても症状が出る前に治ったりするのではと思う。
また殺菌剤は耐性がつきやすい。いずれ効きにくくなる。
有機肥料や根から分泌物というのは有用菌や微生物が分解するわけだが、農薬によってこれらが全滅したり極端に数が減ると分解した肥料や根から出た
有害物質を無害にすることができなくなる。食物連鎖を想像していただければわかると思います。
よって病気が発生しない環境を作るには、農薬を頻用しないこと。矛盾しているようだが、自然の摂理に従うこと。
2.農薬の頻用をせず及び適切な用土、肥料、そして水やりを怠らなければ夏を越せると思います。
感想としては西洋芝は水分が好きなようです。
3.対して肥料をあげてなくてもじゅうぶんに育つようです。3月、地上部が活動を始める頃にリン酸、カリ成分の肥料をやり
年に2回程度リン酸カリ肥料を播いています。窒素肥料は殆ど施肥していません(6.参照)
4.私が3年間栽培して病気らしきものは見たことがありません。1.の理由で無農薬です。
5.砂を多く使うと水はけは良いが根張りが甘くなる若しくは夏越しに耐えるような根が張れないようです。
過去記事にあるように、私の場合も栽培1年目はネット情報、業者情報を鵜呑みにし、砂を多く混ぜたのですが
砂が多い部分は全滅し、青々と生き残ったのがバラを植えた側だったため、このことに気づきました。
つまり西洋芝は砂の多い環境よりも、腐植質の多めな用土が好きなのだと思います。
この部分は根張りも凄い。白根が縦横無尽に地下に走っていた。引きぬくにも容易には抜けない。
6.どんな植物でも多肥は禁物です。人間も栄養過多だと様々な症状が出現します。
窒素は植物の地上部が成長するために多少必要ですが、これが多いと組織が軟弱になり病気や傷に弱くなります。
また根をじゅうぶんに張らせず地上部の成長ばかりを成長のバロメータにしていると、根と地上部のバランスが崩れ
やがてその植物のキャパシティを越え様々な弊害が出現してきます。
例えば、夏の暑さで弱った状態に、単純に地上部のみを成長させる窒素を使うと根痛み、または根張りが十分でない場合、地上部を維持できず
最悪枯死です。これは西洋芝だけの話ではなく植物全体に言えることです。
なのに何故か西洋芝だけは、この方法が推奨されていることに疑問を感じます。
そして先程も書きましたが、窒素を使うと地上部が組織軟弱なまま徒長し、ここで殺菌剤などを使うと更に1.に書いたように有用菌類も全滅し
ただでさえ夏の暑さで弱った根にもダメージが出ると思います。
あと思うことは、農薬頻用しているのに有機肥料をよく使っている意味がわからない。
有機肥料の場合、微生物や菌が、有機物を植物の根に吸収できる状態にする役割があるんだけど、そこで農薬使ったら言わずもがな。
辛口だけど、農薬頻用している人は化学肥料だけでじゅうぶんじゃないの?私からすれば最悪コースだけど。
色んな資材を使っている方もいるようですが、それが植物にとってどう作用するか理解して使っているの??と思うことがある。
偉そうなこと書いてますが、私も未だに植物について熟知してないです^^;
まだまだ学ぶことが多いです。これからもできる限り観察を続けて行きたいと思います。
個人的には上達への近道とは、まず先入観をなくすことかな。
ネットや本に書いてある通りに栽培してみて上手くいかない場合は、何が原因なのかを常識にとらわれず考えてみる。
誰かがネットや本に書いてあることとは違う方法で栽培して上手くいっている場合、それまでの自分の常識や栽培法を否定されたと
あらを探すのではなく、なぜ上手くいっているかを考えてみる。明らかにおかしいことは論外だけど。
上手く栽培している人から、思いもよらないアドバイスをされた場合「でも、本やネットにはこう書いてある」などと思わず
栽培法を盗み取るくらいの気持ちでよーく観察してみる。
所謂プロや業者の言うことを鵜呑みにしない。プロや業者は基本的に「販売」が仕事で、知識に関して言えばハイアマチュアのほうがあったりする。
また自分の目で見た、経験したことが確かだと思う。
失敗を恐れない。失敗は成功のもとっていうのは本当だと思う。ただし、なぜ失敗したのかを考察できる場合はね。
あとは何でもやってみる。机上の空論理論では成功イメージは掴めないと思う。
案じるより産むが易し、っていうじゃない??
という感じですかね私は。
本当に、自分の知らない知識を納得の行くまで理論的に説明されたら心底尊敬しちゃうな〜
目からうろこヽ(*´∀`)ノ 嬉しくなる。しびれる(マジで)
嘘つけ、本やネットにはこう書いてあった、◯◯さん(プロや業者)はこう言ってたから、これは違うなどと
全く思わない。
どうでしょうか?世間で言われてることとは真逆でしょうか?
デタラメだと思われる方もいるでしょうけど、これは私がたった3年間ではありますが同一品種の西洋芝を栽培した感想です。
ビギナーズラックだろw
果たしてどうでしょうかね?( ̄ー ̄)ニヤリ