マウは急速に食欲がなくなってきました。
一昨日は少しドライを食べウェットも食べましたが
昨日から一切の食事をしなくなり、水も殆ど飲まなくなってきました。
一昨日、少しドライを食べた時の様子
尿量も明らかに減っています。
亡くなるために枯れる準備をしているのでしょうか。
ヨダレも出て来て呼吸音も詰まったような音です。
夜はコロゴロといっていました。
まだ寝たきりで動けないというわけではなく、ウロウロと風呂場に行ったり2階の私の部屋に来ます。
強制給餌はやめることにしています。
理由は、消化能力もなくなって身体がキツいのに強制給餌をすると負担になると思うからです。
それにお皿にウェットを入れておいても、匂いで逃げるようになってしまいました。
ただ、イカ耳状態で痛みがありそうなので、痛み止めとしてアサイゲルマニウムは与えることにしました。
いつもウェットに入れているのは1/4〜1/3ですが、1カプセルです。
アサイゲルマニウムはモルヒネ様の鎮痛作用があるそうで、実際にがんの痛みや歯痛にも効くそうです。
歯痛には実際に効きます。
それから、相乗効果狙いでリポソームグルタチオンも与えてみることにしました。
いずれも小さいカプセルです。
少しは痛みや苦痛が減るといいなぁという思いです。
ペット用のサプリメントのネットショップにグルタチオンが販売されていますが
その内容を見てびっくりしました。
NOWの還元型グルタチオンなのですが、猫に猛毒のαリポ酸が入っているものがペット用として販売されていたのです。
αリポ酸は猫が亡くなってしまう可能性のあるサプリメントです。
もし猫ちゃんにグルタチオンを与える時は、その内容や成分を良くご確認くださいね。
そして困ったことに、エミルまで食欲がなくなってしまいました。
大好きなオヤツもそっぽをむき、マウのことを遠巻きに見て近づきません。
トイレのマウの尿をクンクン嗅ぎ続けたり、落ち着きが普段よりありません。
いつもなら日中は寝ていることが多いのですが、寝ずにウロウロ。
マウの状態が良くないことをわかっているようです。
さっきエミルに「マウが具合が悪いから元気なくなっちゃうの?」と話しかけたら
「ニャウ〜ン」と高い声で返事をしていました。
何人かの獣医師のブログに、ペットの終末期医療について書かれていますので一部をご紹介します。
-引用-
高齢の猫が腎不全になると、残念ながらまず治ることはありません。良くなってもやがてはまた、病状は進行します。私が新米獣医師のころは、それでも、やれる治療は最期まで何でもしてあげて、その動物を少しでも長く生かすのが治療だと思っていたところがあります。あるいは、ひょっとして奇跡が起きて腎不全が治るのではないか?と考えたことも。
治療をしても改善が望めない患者に対して、苦痛を与えるような延命医療を中止し、人間(動物)らしく尊厳を保ちながら死を迎える(尊厳死)ためのケアを、「終末期医療」といいます。
しかし、そもそも、人間の医学部でも獣医学部でも「死にゆく人間(動物)の病態や治療の考え方」などを学ぶ授業は、ほぼありません。したがって、新米獣医師が担当した動物の終末期医療に直面したとき、どうしていいのかわからず、最期まで攻めの治療をしてしまう場合があるのです。 実際に人間でも、亡くなる直前まで、いえ、亡くなってもなお抗がん剤の投与が行われていることすらあるのが現状です。
そうして、私も新米獣医師の頃は攻めの治療を提案しておりました。毎日多くの薬を飲ませたり補液をしたり…しかしそのような治療を続けると、亡くなる最期にケイレンが起こったり、口から血を吐いたり…急に激しい肺水腫が起きたり。最後に苦しい表情になりお別れすることが多いことに気づきました。
もしかして、動物は、亡くなる前に自らを脱水させて、脱水すると意識が低下し、痛みや苦しみを感じなくなるのではないだろうかと考えはじめました。調べてみると、人間の医師でもそのようにお考えになり、「尊厳死」を啓蒙する活動をされている先生が何人もおられました。
現代の医療では、飲まない/食べないとなると、脱水や栄養不足の改善にと補液治療をします。もう回復する見込みがなく寝たきりで意識のない人にも同様に、補液をすることが多いそうです。しかし、全身の臓器機能が落ちている終末期に、何日も何日も補液を続けるとどうなるのでしょうか…全身がむくむのです。むくんだ腸は腸閉塞を起こして嘔吐するようになり、心臓はオーバードーズの血液をさばき切れず心不全を起こし、肺には水が溜まり血管が切れ、血の泡を吹くのです。つまり、地上にいながら溺れて苦しんで亡くなるということなのです。
やはりそうなのです。私は、私が新米獣医師の頃に診察させていただいた終末期医療の犬猫たちに、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。もちろん、終末期医療とは「何もしない」ということではありません。回復の可能性があれば治療をいたしますが、「治療をしても回復が見込めない場合に」、たとえば極度に脱水していれば少量の補液をし、痛みが強い場合はしっかり鎮痛する、といった患者に寄り添う治療が終末期医療となります。
-引用-
「枯れるように旅立つ」 と言う人の医療を知ってから 動物の終末医療、 看取りについて考えたり、 人の終末期医療を元に勉強したりしてる。
治るならいいんだけど よくなるならいいんだけど 何をやってもよくならない時 どうにもならない時 終末期は生きてる以上ある。
生き物には寿命があり 肉体が使える時間には限りがある。
終末期になって 食事も食べなくなって 水も飲まなくなって 動けなくなってる動物に 薬を飲ませたり 点滴したりして 1分1秒でも長生きするように今まで治療してきた。
体は治療を受け付けなくなり 最後は呼吸が苦しくなったり 吐いたり、 下痢したり ケイレンが起きたりして 苦しそうな状態になってしまう。 ムリな治療のせいではなく 病気が悪いんだと思ってた。
体の状態が悪くて機能がうまく動かなくなってるのにも関わらずムリな治療して 過剰に点滴することで体に水が溜まってしまい 肺が水でおぼれるから 呼吸が苦しくなったり 脳がむくんでケイレンが起こったり 腸がむくんで動かなくなって薬や食事、 飲んだ物が腸で吸収できなくて吐いたり、 下痢したりしてしまうことがわかった。
ぼくが 「動物のために」 「少しでも長生きしてもらうために」 と思ってやってきた終末期医療が 逆に動物を苦しめることになっていたなんて思いもしなかった。
ムリな治療をしないで枯れるように旅立つ体験をしたことがある人は わかってもらえると思うけど 体験したことがない人は ムリな治療をしないで看取るなんてことは簡単じゃーない。
水や牛乳や流動食を飲ませたくなるし、 点滴や注射を打った方がいいんじゃないかと思っちゃうし ムリな治療をしないでみてるだけなんて 罪悪感や不安で押し潰されそうになるし 周りの人に治療しないなんてかわいそうとか言われるし ホントに何もしなくていいのかこのままでいいのかって思っちゃう。
ぼくら飼主にとってはムリな治療をしないから楽なはずなのに 精神的にはちっとも楽じゃなくて ぼくら飼主は治療してる方が楽なんだよねー。
治療することでこれだけこの子にやってあげたんだからしょうがないって諦めがつくんだよね。 終末期にムリな治療をしないで 枯れるように看取るのは 簡単なことじゃーないけど 動物が眠るように楽に旅立てるなら動物にとってはいいんじゃないかと思うのさ。
-引用-
先日、猫の慢性腎臓病の末期の子が来院されて
「最期の最後まで諦めたくないんです。最後まで治療してあげたいんです」
とご相談があってかなり難しい状況なので最後まで治療することで
苦しくなってしまうことや
入院して治療してる間に
亡くなってしまうことが
あることを説明して
それでもお願いしたいと
言うことだったので
当院で今できることを
最期の最後まで精一杯の
治療させていただいた。
入院して静脈内に点滴して
ホモトキシコロジーやって
1時期的に回復したけど
そのあとから
呼吸が苦しくなって
嘔吐して
舌が壊死しはじめて
ケイレンがはじまって
病院で亡くなった。
最期の最後まで治療する
ことで苦しめてしまった。
申し訳ない気持ちで
いっぱいになったね。
この子には謝るしか
なかった。
あのまま治療せずに
ムリにでも説得しておけば
この子をこんなにも
苦しめずに済んだのに!
一昨日は少しドライを食べウェットも食べましたが
昨日から一切の食事をしなくなり、水も殆ど飲まなくなってきました。
一昨日、少しドライを食べた時の様子
尿量も明らかに減っています。
亡くなるために枯れる準備をしているのでしょうか。
ヨダレも出て来て呼吸音も詰まったような音です。
夜はコロゴロといっていました。
まだ寝たきりで動けないというわけではなく、ウロウロと風呂場に行ったり2階の私の部屋に来ます。
強制給餌はやめることにしています。
理由は、消化能力もなくなって身体がキツいのに強制給餌をすると負担になると思うからです。
それにお皿にウェットを入れておいても、匂いで逃げるようになってしまいました。
ただ、イカ耳状態で痛みがありそうなので、痛み止めとしてアサイゲルマニウムは与えることにしました。
いつもウェットに入れているのは1/4〜1/3ですが、1カプセルです。
アサイゲルマニウムはモルヒネ様の鎮痛作用があるそうで、実際にがんの痛みや歯痛にも効くそうです。
歯痛には実際に効きます。
それから、相乗効果狙いでリポソームグルタチオンも与えてみることにしました。
いずれも小さいカプセルです。
少しは痛みや苦痛が減るといいなぁという思いです。
ペット用のサプリメントのネットショップにグルタチオンが販売されていますが
その内容を見てびっくりしました。
NOWの還元型グルタチオンなのですが、猫に猛毒のαリポ酸が入っているものがペット用として販売されていたのです。
αリポ酸は猫が亡くなってしまう可能性のあるサプリメントです。
もし猫ちゃんにグルタチオンを与える時は、その内容や成分を良くご確認くださいね。
そして困ったことに、エミルまで食欲がなくなってしまいました。
大好きなオヤツもそっぽをむき、マウのことを遠巻きに見て近づきません。
トイレのマウの尿をクンクン嗅ぎ続けたり、落ち着きが普段よりありません。
いつもなら日中は寝ていることが多いのですが、寝ずにウロウロ。
マウの状態が良くないことをわかっているようです。
さっきエミルに「マウが具合が悪いから元気なくなっちゃうの?」と話しかけたら
「ニャウ〜ン」と高い声で返事をしていました。
何人かの獣医師のブログに、ペットの終末期医療について書かれていますので一部をご紹介します。
『17歳6カ月の猫が息を引き取る瞬間は、とても静かで穏やかで… 私がたどり着いた「終末期医療」とは』
◆17歳のカッツが横になって動かなくなってから、1歳の三毛猫のりちゃんはずっと傍にいて離れませんでした…ごはんも摂らなかった うちで飼っていたメインクーンミッ…
-引用-
高齢の猫が腎不全になると、残念ながらまず治ることはありません。良くなってもやがてはまた、病状は進行します。私が新米獣医師のころは、それでも、やれる治療は最期まで何でもしてあげて、その動物を少しでも長く生かすのが治療だと思っていたところがあります。あるいは、ひょっとして奇跡が起きて腎不全が治るのではないか?と考えたことも。
治療をしても改善が望めない患者に対して、苦痛を与えるような延命医療を中止し、人間(動物)らしく尊厳を保ちながら死を迎える(尊厳死)ためのケアを、「終末期医療」といいます。
しかし、そもそも、人間の医学部でも獣医学部でも「死にゆく人間(動物)の病態や治療の考え方」などを学ぶ授業は、ほぼありません。したがって、新米獣医師が担当した動物の終末期医療に直面したとき、どうしていいのかわからず、最期まで攻めの治療をしてしまう場合があるのです。 実際に人間でも、亡くなる直前まで、いえ、亡くなってもなお抗がん剤の投与が行われていることすらあるのが現状です。
そうして、私も新米獣医師の頃は攻めの治療を提案しておりました。毎日多くの薬を飲ませたり補液をしたり…しかしそのような治療を続けると、亡くなる最期にケイレンが起こったり、口から血を吐いたり…急に激しい肺水腫が起きたり。最後に苦しい表情になりお別れすることが多いことに気づきました。
もしかして、動物は、亡くなる前に自らを脱水させて、脱水すると意識が低下し、痛みや苦しみを感じなくなるのではないだろうかと考えはじめました。調べてみると、人間の医師でもそのようにお考えになり、「尊厳死」を啓蒙する活動をされている先生が何人もおられました。
現代の医療では、飲まない/食べないとなると、脱水や栄養不足の改善にと補液治療をします。もう回復する見込みがなく寝たきりで意識のない人にも同様に、補液をすることが多いそうです。しかし、全身の臓器機能が落ちている終末期に、何日も何日も補液を続けるとどうなるのでしょうか…全身がむくむのです。むくんだ腸は腸閉塞を起こして嘔吐するようになり、心臓はオーバードーズの血液をさばき切れず心不全を起こし、肺には水が溜まり血管が切れ、血の泡を吹くのです。つまり、地上にいながら溺れて苦しんで亡くなるということなのです。
やはりそうなのです。私は、私が新米獣医師の頃に診察させていただいた終末期医療の犬猫たちに、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。もちろん、終末期医療とは「何もしない」ということではありません。回復の可能性があれば治療をいたしますが、「治療をしても回復が見込めない場合に」、たとえば極度に脱水していれば少量の補液をし、痛みが強い場合はしっかり鎮痛する、といった患者に寄り添う治療が終末期医療となります。
『動物が枯れるように旅立つ』
「枯れるように旅立つ」と言う 人の医療を知ってから 動物の終末医療、看取りについて 考えたり、人の終末期医療を元に 勉強したりしてる。…
-引用-
「枯れるように旅立つ」 と言う人の医療を知ってから 動物の終末医療、 看取りについて考えたり、 人の終末期医療を元に勉強したりしてる。
治るならいいんだけど よくなるならいいんだけど 何をやってもよくならない時 どうにもならない時 終末期は生きてる以上ある。
生き物には寿命があり 肉体が使える時間には限りがある。
終末期になって 食事も食べなくなって 水も飲まなくなって 動けなくなってる動物に 薬を飲ませたり 点滴したりして 1分1秒でも長生きするように今まで治療してきた。
体は治療を受け付けなくなり 最後は呼吸が苦しくなったり 吐いたり、 下痢したり ケイレンが起きたりして 苦しそうな状態になってしまう。 ムリな治療のせいではなく 病気が悪いんだと思ってた。
体の状態が悪くて機能がうまく動かなくなってるのにも関わらずムリな治療して 過剰に点滴することで体に水が溜まってしまい 肺が水でおぼれるから 呼吸が苦しくなったり 脳がむくんでケイレンが起こったり 腸がむくんで動かなくなって薬や食事、 飲んだ物が腸で吸収できなくて吐いたり、 下痢したりしてしまうことがわかった。
ぼくが 「動物のために」 「少しでも長生きしてもらうために」 と思ってやってきた終末期医療が 逆に動物を苦しめることになっていたなんて思いもしなかった。
ムリな治療をしないで枯れるように旅立つ体験をしたことがある人は わかってもらえると思うけど 体験したことがない人は ムリな治療をしないで看取るなんてことは簡単じゃーない。
水や牛乳や流動食を飲ませたくなるし、 点滴や注射を打った方がいいんじゃないかと思っちゃうし ムリな治療をしないでみてるだけなんて 罪悪感や不安で押し潰されそうになるし 周りの人に治療しないなんてかわいそうとか言われるし ホントに何もしなくていいのかこのままでいいのかって思っちゃう。
ぼくら飼主にとってはムリな治療をしないから楽なはずなのに 精神的にはちっとも楽じゃなくて ぼくら飼主は治療してる方が楽なんだよねー。
治療することでこれだけこの子にやってあげたんだからしょうがないって諦めがつくんだよね。 終末期にムリな治療をしないで 枯れるように看取るのは 簡単なことじゃーないけど 動物が眠るように楽に旅立てるなら動物にとってはいいんじゃないかと思うのさ。
『動物の最期までの治療』
先日、猫の慢性腎臓病の 末期の子が来院されて 「最期の最後まで 諦めたくないんです」 最後まで治療して あげたいんです」 …
-引用-
先日、猫の慢性腎臓病の末期の子が来院されて
「最期の最後まで諦めたくないんです。最後まで治療してあげたいんです」
とご相談があってかなり難しい状況なので最後まで治療することで
苦しくなってしまうことや
入院して治療してる間に
亡くなってしまうことが
あることを説明して
それでもお願いしたいと
言うことだったので
当院で今できることを
最期の最後まで精一杯の
治療させていただいた。
入院して静脈内に点滴して
ホモトキシコロジーやって
1時期的に回復したけど
そのあとから
呼吸が苦しくなって
嘔吐して
舌が壊死しはじめて
ケイレンがはじまって
病院で亡くなった。
最期の最後まで治療する
ことで苦しめてしまった。
申し訳ない気持ちで
いっぱいになったね。
この子には謝るしか
なかった。
あのまま治療せずに
ムリにでも説得しておけば
この子をこんなにも
苦しめずに済んだのに!