個人的なメモ(自分用、考察、追記予定)
猫の心筋症
ヒトの心筋症では(猫も同じだろう)
・心筋細胞が著明に肥大
・左心室の心筋細胞内のカルシウム濃度が著しく高い→ピモベンタン禁忌、Ca増強はヒトにおいて予後不良
・空腹時F-FDGの心筋集積は認められず、糖負荷時に著明に集積
・空腹時には糖は心筋代謝に殆ど利用されず、糖負荷時に十分に利用される→βブロッカー危険?コエンザイムQ10もミトコンドリア→ATP→マグネシウム消費、糖消費だから避けるべきか?心筋症では糖質制限は厳禁、むしろ糖を補う必要性あり。
猫の心筋症の背景に低カルニチン血症?
・(ヒトの)低カルニチン血症では
カルニチン欠乏症の診断・治療指針 2018について|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY
> カルニチン欠乏症はさまざまな年代で意識障害、けいれん、横紋筋融解症、脳症、頻回嘔吐、精神・運動発達の遅延、心肥大・心筋症・心機能低下および突然死(あるいはその家族歴)など重篤な症状を呈します。
・DHA、EPA脂質系サプリメントはNG(糖をブロック、糖新生を低下させる)
・低カルニチンにおいては糖新生が低下、グルコースの消費↑
・低カルニチンでは低血糖が起こりやすい
・低血糖が起こると心筋が糖を利用できない→心機能低下をきたす
・酸素を運ぶ赤血球の唯一の栄養源はグルコース(ブドウ糖)、酸欠と低血糖の関係性?がんにはなぜグルコースが集積するのか?(酸欠?)
・猫は通常タンパク質→肝臓で糖新生を行うから、カルニチン欠乏は致命的になりうる
※猫の食事は主にタンパク質だからカルニチン欠乏は致命的
あまり糖を直接摂取することはなく、猫はタンパク質→糖新生でグルコースに変換し取り込むから、カルニチン欠乏だと肝臓で糖新生できず
さらに脂質代謝といえるから、糖の代謝能力が弱いといえる
絶食が続くと容易にリポリシスを起こす(急激な痩せは危険)
猫は特にカルニチンを多く必要としている可能性、また食事にマグネシウムも僅かなため心筋症を発症しやすい可能性がある
猫の心筋症の背景に低マグネシウム?
・マグネシウム欠乏で心疾患、高血圧、頻脈、不整脈、血管収縮
・マグネシウム欠乏で血栓症
・マグネシウム欠乏で腎疾患(腎石灰化)
・マグネシウム欠乏で糖代謝異常(糖尿病)
・ATPはマグネシウムに依存
・猫餌にマグネシウムは僅か(∴ストルバイトはマグネシウムが不足)
・利尿剤でマグネシウム排出促進(低マグネシウムに拍車→心疾患、不正脈を誘発)
・薬の代謝、解毒でマグネシウム排出↑
・ストレスでマグネシウム排出↑
・低カリウムは低マグネシウムの可能性
酸化マグネシウムNG(吸収率低く4%、吸収されないマグネシウムは血中へ多く流入。高マグネシウム血症のおそれ)
※心筋症においては心筋内のカルシウム濃度を下げ、カルシウムを排出する可能性。
※Ca拮抗薬は血管平滑筋へのカルシウム流入を防ぐが、カルシウムを体外へ排出しない→血管平滑筋へ流入しなかったカルシウムはどこへ?→細胞に蓄積するおそれ→細胞へのカルシウム蓄積により炎症、内臓の石灰化が起こるおそれ
※餌に添加のビタミンD→マグネシウムで代謝→餌にマグネシウムは僅か→カルシウムの蓄積
猫の肥大型心筋症にACE阻害薬(フォルテコールなど)→ マグネシウムの方が有用では?血管拡張
マグネシウム (Mg) 補給は血圧を低下させ、心肥大を改善し、Ang II 誘発性心筋損傷の発症を防ぎ、血清イオン化 Mg2+ 濃度を増加させました (すべての変数 P < 0.05)。dTGR ラットと SD ラットの間では、血清イオン化 Mg2+ 濃度に差はありませんでした。心筋結合組織成長因子 (CTGF) の mRNA とタンパク質の発現は、dTGR において、特に心筋梗塞や血管炎症のある領域で 300% 増加しました (P < 0.05)。マグネシウム補給は、Ang II 誘発心筋 CTGF 過剰発現を防止しました (P < 0.05)。マグネシウムの補給は、単独療法として投与すると顕著な低マグネシウム血症を引き起こすカルシニューリン阻害剤タクロリムスの治療効果も改善しました。
結論:我々の発見は、Ang II誘発性心筋合併症の治療におけるマグネシウム補給の有益な効果を示唆している。
論文
昇圧ホルモンであるレニン、アルドステロン、アンジオテンシン2はマグネシウムと拮抗する可能性
ナイアシンアミドが心筋細胞を回復する?
『手足の冷えを解消するには』 | Dr.崎谷ブログ
崎谷医師のブログ
> J Am Coll Cardiol. 2019 Apr 16;73(14):1795-1806
たった3日間、人間の投与量に換算して50mg/kg を投与しただけです。
これによって心筋細胞の機能が回復したのです。
具体的には、ナイアシノマイドは、心筋細胞のミトコンドリアの機能回復(mitochondrial unfolded protein response )、つまり糖のエネルギー代謝の回復を促進しました。
このミトコンドリアの機能回復が進むほど、心臓のポンプ作用が回復しています。
・市販の安価なナイアシンアミドはナイアシンに近いものが多い
・市販のサプリメントではThorne社のナイシンアミドが1番安全性が高いようだ
・ナイアシンアミドは血糖値を下げる(糖代謝↑)から使う場合、前提として糖の充足、はちみつを多く与える必要がある、または症状が安定するまでは使わない→猫はただでさえフードに脂質(DHA、EPAなど)多くヒトでいう糖質制限の状態にあるから、カルニチン要求量がヒトよりも多いかもしれないし糖代謝がうまく回らない可能性がある
・ヒトで3000mg以上で肝機能障害の報告、猫は薬物代謝が弱い、グルタチオン足りていない、MAX100mg以下が安全か?
サプリメント(予防の場合も)
・アサイゲルマニウム(5kgで2カプセル問題なし、下痢をする場合は1カプセルで様子見。利尿作用、抗血栓、血圧降下作用、糖のグルコースからフルクトースへの変換即す、酸素供給、炎症抑制、免疫向上など、ヒトにおいて心不全、心肥大に効果ありの報告。様子見て1カプセル)
・アブチャーガ(チャーガ。肺水腫併発時の利尿剤代わり、血圧降下作用、血液循環、抗血栓、心疾患に効果ありの報告)
・アセチルLカルニチンまたはLカルニチン
・非加熱はちみつ(フルクトース供給)
・ニガリもしくは塩化マグネシウムリキッド(オイル)便秘の場合はウェットフードに混ぜる、下痢の場合は首の後ろに塗布、マグネシウム最低10mg望ましい、塩化Mg200g:水300mlの場合、1mlあたり90mgのマグネシウム。猫には0.1ml程度(塗布の場合)
空腹(低血糖)を作らない
症例(相談あり)
・食欲なし、肺水腫、ヨダレ、開口呼吸発作で入院
・肥大型心筋症ステージCと診断。入院時は利尿剤及びACE阻害薬、、食欲なし、血糖値正常、軽度貧血、クレアチニン、BUN↑
・退院後食欲なし、利尿剤、ACE阻害薬処方。
・アサイゲルマニウム2カプセル及び非加熱はちみつ、ニガリ(首の後ろに塗布)で食欲増進。利尿剤とACE阻害薬を与えずサプリメントのみ。
・アブチャーガ、カルニチン追加。
・元気が出る、動き回る、心配になるほど食欲旺盛となる
・2週間が経過、食欲旺盛で食べすぎとのことで20時〜6時まで餌を与えず、2日目朝6時頃、開口呼吸発作、ヨダレ←心筋細胞の低血糖?
・病院、レントゲンにて肺水腫なし。利尿剤、βブロッカー処方、クレアチニン、BUN正常値。←医薬品なしで肺水腫起こらず腎機能が正常化←肺に水が溜まっていないのに開口呼吸発作、開口呼吸発作は必ずしも肺水腫が原因とは言えない、カルニチン欠乏による心筋のグルコース枯渇による心筋のポンプ機能低下の場合あり
・以降、長時間の絶食により開口呼吸発作←絶食の場合は強制給餌の必要性
・アサイゲルマニウム2カプセル、はちみつなどで発作なし
・コエンザイムq10とアサイゲルマニウム、はちみつで開口呼吸発作10分←やはりコエンザイムq10は低血糖促進?
・コエンザイムq10を除外しアサイゲルマニウム、はちみつ、カルニチン、チャーガ。
猫の心筋症
ヒトの心筋症では(猫も同じだろう)
・心筋細胞が著明に肥大
・左心室の心筋細胞内のカルシウム濃度が著しく高い→ピモベンタン禁忌、Ca増強はヒトにおいて予後不良
・空腹時F-FDGの心筋集積は認められず、糖負荷時に著明に集積
・空腹時には糖は心筋代謝に殆ど利用されず、糖負荷時に十分に利用される→βブロッカー危険?コエンザイムQ10もミトコンドリア→ATP→マグネシウム消費、糖消費だから避けるべきか?心筋症では糖質制限は厳禁、むしろ糖を補う必要性あり。
猫の心筋症の背景に低カルニチン血症?
・(ヒトの)低カルニチン血症では
カルニチン欠乏症の診断・治療指針 2018について|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY
> カルニチン欠乏症はさまざまな年代で意識障害、けいれん、横紋筋融解症、脳症、頻回嘔吐、精神・運動発達の遅延、心肥大・心筋症・心機能低下および突然死(あるいはその家族歴)など重篤な症状を呈します。
・DHA、EPA脂質系サプリメントはNG(糖をブロック、糖新生を低下させる)
・低カルニチンにおいては糖新生が低下、グルコースの消費↑
・低カルニチンでは低血糖が起こりやすい
・低血糖が起こると心筋が糖を利用できない→心機能低下をきたす
・酸素を運ぶ赤血球の唯一の栄養源はグルコース(ブドウ糖)、酸欠と低血糖の関係性?がんにはなぜグルコースが集積するのか?(酸欠?)
・猫は通常タンパク質→肝臓で糖新生を行うから、カルニチン欠乏は致命的になりうる
※猫の食事は主にタンパク質だからカルニチン欠乏は致命的
あまり糖を直接摂取することはなく、猫はタンパク質→糖新生でグルコースに変換し取り込むから、カルニチン欠乏だと肝臓で糖新生できず
さらに脂質代謝といえるから、糖の代謝能力が弱いといえる
絶食が続くと容易にリポリシスを起こす(急激な痩せは危険)
猫は特にカルニチンを多く必要としている可能性、また食事にマグネシウムも僅かなため心筋症を発症しやすい可能性がある
猫の心筋症の背景に低マグネシウム?
・マグネシウム欠乏で心疾患、高血圧、頻脈、不整脈、血管収縮
・マグネシウム欠乏で血栓症
・マグネシウム欠乏で腎疾患(腎石灰化)
・マグネシウム欠乏で糖代謝異常(糖尿病)
・ATPはマグネシウムに依存
・猫餌にマグネシウムは僅か(∴ストルバイトはマグネシウムが不足)
・利尿剤でマグネシウム排出促進(低マグネシウムに拍車→心疾患、不正脈を誘発)
・薬の代謝、解毒でマグネシウム排出↑
・ストレスでマグネシウム排出↑
・低カリウムは低マグネシウムの可能性
酸化マグネシウムNG(吸収率低く4%、吸収されないマグネシウムは血中へ多く流入。高マグネシウム血症のおそれ)
※心筋症においては心筋内のカルシウム濃度を下げ、カルシウムを排出する可能性。
※Ca拮抗薬は血管平滑筋へのカルシウム流入を防ぐが、カルシウムを体外へ排出しない→血管平滑筋へ流入しなかったカルシウムはどこへ?→細胞に蓄積するおそれ→細胞へのカルシウム蓄積により炎症、内臓の石灰化が起こるおそれ
※餌に添加のビタミンD→マグネシウムで代謝→餌にマグネシウムは僅か→カルシウムの蓄積
猫の肥大型心筋症にACE阻害薬(フォルテコールなど)→ マグネシウムの方が有用では?血管拡張
マグネシウム (Mg) 補給は血圧を低下させ、心肥大を改善し、Ang II 誘発性心筋損傷の発症を防ぎ、血清イオン化 Mg2+ 濃度を増加させました (すべての変数 P < 0.05)。dTGR ラットと SD ラットの間では、血清イオン化 Mg2+ 濃度に差はありませんでした。心筋結合組織成長因子 (CTGF) の mRNA とタンパク質の発現は、dTGR において、特に心筋梗塞や血管炎症のある領域で 300% 増加しました (P < 0.05)。マグネシウム補給は、Ang II 誘発心筋 CTGF 過剰発現を防止しました (P < 0.05)。マグネシウムの補給は、単独療法として投与すると顕著な低マグネシウム血症を引き起こすカルシニューリン阻害剤タクロリムスの治療効果も改善しました。
結論:我々の発見は、Ang II誘発性心筋合併症の治療におけるマグネシウム補給の有益な効果を示唆している。
論文
Magnesium supplementation prevents angiotensin II-induced myocardial damage and CTGF overexpression - PubMed
Our findings suggest a salutary effect for magnesium supplementation in the treatment of Ang II-induced myocardial complications.
昇圧ホルモンであるレニン、アルドステロン、アンジオテンシン2はマグネシウムと拮抗する可能性
Angiotensin II and Vasopressin Modulate Intracellular Free Magnesium in Vascular Smooth Muscle Cells through Na+-dependent Protein Kinase C Pathways
Vasoactive peptides mobilize cytosolic free Mg2+ in vascular smooth muscle cells. It is unknown whether angiotensin II and arginine vasopressin, poten…
ナイアシンアミドが心筋細胞を回復する?
『手足の冷えを解消するには』 | Dr.崎谷ブログ
崎谷医師のブログ
> J Am Coll Cardiol. 2019 Apr 16;73(14):1795-1806
たった3日間、人間の投与量に換算して50mg/kg を投与しただけです。
これによって心筋細胞の機能が回復したのです。
具体的には、ナイアシノマイドは、心筋細胞のミトコンドリアの機能回復(mitochondrial unfolded protein response )、つまり糖のエネルギー代謝の回復を促進しました。
このミトコンドリアの機能回復が進むほど、心臓のポンプ作用が回復しています。
・市販の安価なナイアシンアミドはナイアシンに近いものが多い
・市販のサプリメントではThorne社のナイシンアミドが1番安全性が高いようだ
・ナイアシンアミドは血糖値を下げる(糖代謝↑)から使う場合、前提として糖の充足、はちみつを多く与える必要がある、または症状が安定するまでは使わない→猫はただでさえフードに脂質(DHA、EPAなど)多くヒトでいう糖質制限の状態にあるから、カルニチン要求量がヒトよりも多いかもしれないし糖代謝がうまく回らない可能性がある
・ヒトで3000mg以上で肝機能障害の報告、猫は薬物代謝が弱い、グルタチオン足りていない、MAX100mg以下が安全か?
サプリメント(予防の場合も)
・アサイゲルマニウム(5kgで2カプセル問題なし、下痢をする場合は1カプセルで様子見。利尿作用、抗血栓、血圧降下作用、糖のグルコースからフルクトースへの変換即す、酸素供給、炎症抑制、免疫向上など、ヒトにおいて心不全、心肥大に効果ありの報告。様子見て1カプセル)
・アブチャーガ(チャーガ。肺水腫併発時の利尿剤代わり、血圧降下作用、血液循環、抗血栓、心疾患に効果ありの報告)
・アセチルLカルニチンまたはLカルニチン
・非加熱はちみつ(フルクトース供給)
・ニガリもしくは塩化マグネシウムリキッド(オイル)便秘の場合はウェットフードに混ぜる、下痢の場合は首の後ろに塗布、マグネシウム最低10mg望ましい、塩化Mg200g:水300mlの場合、1mlあたり90mgのマグネシウム。猫には0.1ml程度(塗布の場合)
空腹(低血糖)を作らない
症例(相談あり)
・食欲なし、肺水腫、ヨダレ、開口呼吸発作で入院
・肥大型心筋症ステージCと診断。入院時は利尿剤及びACE阻害薬、、食欲なし、血糖値正常、軽度貧血、クレアチニン、BUN↑
・退院後食欲なし、利尿剤、ACE阻害薬処方。
・アサイゲルマニウム2カプセル及び非加熱はちみつ、ニガリ(首の後ろに塗布)で食欲増進。利尿剤とACE阻害薬を与えずサプリメントのみ。
・アブチャーガ、カルニチン追加。
・元気が出る、動き回る、心配になるほど食欲旺盛となる
・2週間が経過、食欲旺盛で食べすぎとのことで20時〜6時まで餌を与えず、2日目朝6時頃、開口呼吸発作、ヨダレ←心筋細胞の低血糖?
・病院、レントゲンにて肺水腫なし。利尿剤、βブロッカー処方、クレアチニン、BUN正常値。←医薬品なしで肺水腫起こらず腎機能が正常化←肺に水が溜まっていないのに開口呼吸発作、開口呼吸発作は必ずしも肺水腫が原因とは言えない、カルニチン欠乏による心筋のグルコース枯渇による心筋のポンプ機能低下の場合あり
・以降、長時間の絶食により開口呼吸発作←絶食の場合は強制給餌の必要性
・アサイゲルマニウム2カプセル、はちみつなどで発作なし
・コエンザイムq10とアサイゲルマニウム、はちみつで開口呼吸発作10分←やはりコエンザイムq10は低血糖促進?
・コエンザイムq10を除外しアサイゲルマニウム、はちみつ、カルニチン、チャーガ。