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西洋芝の様子と農薬について思う。

9月に入っても猛暑が続いている。
体調不良はあるけど、何とかブログを書けそうなので書きます。

我が家の西洋芝の状態(今日撮影)


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どうですか?草丈は長いけど元気そうに見えませんか??
少なくとも枯れそう、調子悪そうには見えないですよね。勿論完全に無農薬栽培です(3回目の夏越し)
勿論この後追い播きはなし。する必要性もなしです。




西洋芝は農薬なしでは栽培不可能、無農薬なんてデタラメだという人が見たらどう思うだろうか。
西洋芝に限らずバラやヘレボもですが、無農薬を否定している人って、無農薬栽培したことがあるんだろうか?
勿論、栽培技術(用土や肥料、水やり)も考慮・改善したうえでだよ。
これが未熟なのに、改善せず無農薬にして上手くいかず「やっぱり農薬がないと…」っていうのはダメだと思いますね。
改善の余地があるということは、改善すれば農薬使わなくても栽培できるかもしれないでしょ。


そして、きちんと比較栽培して批判しているのだろうか。
セオリー通りに農薬使って上手くいかないのなら、用土や肥料、農薬が原因だとは考えないのだろうか。
西洋芝に関して言えば、実際ネットなんかで見てると、農薬使っても枯らしている人、多いと思うんですけどね。
このことについて、農薬使わなければ枯れると言い切る人はどう考えるのでしょう。


全く無農薬でなければダメとも言ってないですよ。
以前にも書きましたが、バラやヘレボなどでは個体によってはどうにも弱い種類があるので、危なそうだと思ったら使わざるをえないでしょう。
自信がない場合は、そういった種類には手を出さないことですが。


しかし西洋芝に限って言えば、元々はイネ科の牧草で本来は強健なはず。雑草みたいなものではないでしょうか。
日本にあわないのは元来冷涼な中央ヨーロッパの原産だからだろう。
しかしこのことが=農薬必須とはならないと思う。
また殺菌剤は病気を治してくれるなどという魔法の薬でもなんでもない。寧ろ植物を弱くすると思う。
西洋芝だからなどという例外はないと思う。


自己流栽培で完全無農薬だが、病気という病気を見たことがない。
蜘蛛の巣?状のカビなど一度たりとも見たことがない。
ある日突然茶色いスポットが出現するという事例にも遭遇したことがない。猫の糞で一度その部分は枯れたが2週間で完全に元に戻る。
地面にコケやヘドロ状のものが蓄積したのも見たことがない。
まだ西洋芝をはじめて3年目だから、これから遭遇するのだろうか??
だとしたら後学のために見てみたい気もする。
それとも実はすでに病気が発生しているのだろうか?しかし枯れたりしてないしご覧の通り。
兎に角、病気らしい病気なんて見たことすらない。






やっぱり植物にも極力、農薬散布しないほうがいいと思いますね。
薬って(人間の薬もですが)その多くが石油由来だそうです。
そんなものを人間ではないからと言って、植物に過剰に散布したら副作用が出てどんどん弱くなると確信します。
今までは微生物や有用菌のため農薬散布をあまりしないほうがいいと思っていましたが、植物のことを考えると、病気になった時のみ(しかも重症の場合に限り)
散布すべきだと思います。軽度な場合は、病気になる原因を考え対処し、安易に使わないほうが植物のためだと思います。
バラ栽培などでも過剰に散布しすぎだと思います。耐性菌を作らないように、何種類も殺菌剤(人間で言うと抗生物質ですね)を散布だなんて
それ以後のバラのことを考えていないに等しい行為だと思います。
またガンシュなんかは、批判覚悟で書きますが、こういった農薬過剰散布や化学肥料、用土などがバラに合わず、ストレスなどで病気を誘発するように思えてならないです。
以前も記事に書きましたが…
実際、我が家には沢山バラがありますが、ガンシュなんてほぼ出現しません。
そういう事実がある以上、このように思わざるをえません。
それにバラに限って言うと、余程の難物でなければ農薬なしで枯れるってことは滅多にないと思いますよ。
民家の庭によく放置されたバラを見かけることがあります。
HTなのに2m以上に育っていたり。聞いてみると農薬なんて使ってないよ、剪定もしてないよ、なんてパターンも多いです。
そう、農薬なんて使わなくても枯れずにちゃっかり育っているんですね。
で、結構咲いていたり。剪定もせず肥料をあまりあげていないから、豪華ではないですが。

購入時に異常がなく、理想的な苗であれば2年程度経過以降、病害虫にも強くなると思います。
ところが、購入時に問題のある苗だと失敗するでしょう。残念ながら、そういった苗がかなり出回っているのも事実です。
妙にガッシリしすぎている苗(枝もかなり太いもの。巨大化するバラはこの限りではないですが、通常のHTなど)などは
購入後しょぼくなるかもしれません。


また業者は農薬が安全だとか言いますが、それすら怪しいです。何故なら海外では安全だと言われる農薬(散布後分解されるという触れ込み)でも
実は製造元(販売元)がデータを捏造していて、分解されないということがわかってきたことが発覚したりしているそうです。
となると、非科学的なことは信じない、データのみを信用するという人の考えを根底から覆すことだと思いますね。
科学的だと信用していたデータさえ、虚偽だったわけですから。

全ての薬品が虚偽である、とは言っていません。
ただ、植物などに使う農薬の試験データ、対人間ではないため長期に渡っての影響など、データなどを取っていないかもしれないと思いました。
薬品会社の都合の良いように、恣意的にデータを改ざんするということです。或いは、薬品会社のバイアスがかったデータということです。
驚くべきことに、人間に対して使う薬品ですら、そういった事実が発覚してきているそうです。
前にも書きましたが、日本人て、権威ある人の言うことに弱いですね。疑いもせず盲信してしまう人が多いのではないでしょうか。
そういうことに騙されないようにするには自分で調べたり考えたりするしかないと思います。
栽培が上手くいかないからといって、耳障りのよいことに安易に飛びつかないことだと思います。

プロ、権威の言うこと=正しい・絶対ではないです。
以前のブログか、このブログだか忘れましたが書きました。
私が初めてそのことに気づいたのは昔(10年くらい前)
熱帯魚にはまっていて、養殖ではなく現地で採集されたディスカスという魚の繁殖に成功した時のことです(ワイルドディスカス)
飼育方法は、本などでは水槽をベアタンク(土や砂利を入れない)にし、毎日水換えをするというものでした。
ベアタンクにする理由は、糞などがたまらないようにするため(アンモニアの蓄積をなくすため)、毎日の水換えはやはりディスカスはデリケートであるから
汚れないようにするためということでした。
けれど、飼育しているうちにそれがディスカスにとって非常なストレスであることに気づいたんです。
食欲もなくなるし(餌であるハンバーグもよくないと思いました)毎日数分の1程度の水換えであっても粘膜が傷みやすい。
ベアタンクだと魚が落ち着かない。
そこで私は、現地の水質等を調べできるだけ似た環境にし、水換えは週に1回、あとは生物濾過を主体としたものにしました。
餌も、できるだけ生きたものを(エビ、小魚など、ミジンコ)あげましたところ、繁殖に成功しました。
この方法は難物と言われるアルタムエンゼルにも有効でした。



このディスカス飼育で会得したことは植物栽培にも活かせています。水草の水槽もやっていました。
嫌気性や好気性バクテリア、アンモニアから亜硝酸、無害へと分解するのも微生物であるということ、ピートモスの効能などなど。
水槽には薬品は基本的にタブーですので、水質を安定させるためにはどうしても勉強せざるを得なかったです。
熱帯魚がいるので、植物のように上手くいかないから安易に殺菌剤だのと農薬や薬品は使えませんから失敗は許されないんです。
一度微生物のバランスが崩れ水槽内の生態系が崩れると、お終いなんです。
濾過には微生物が必要なんですが、すぐに効果が発揮できるものではなく安定には時間がかかるんです。
ですから一度生態系が崩れるとなし崩し的に崩壊してしまう。
こういったことを経験しているからこそ、植物栽培に於いても、生態系を無視した農薬必須の栽培法には反対なんです。
前にも書いたけど、一度バランスを崩すと容易に元には戻らない。
なのに、わざわざ殺菌剤やら農薬やらを使って生態系を崩し、病気にかかり、また殺菌剤を使うの無限ループに陥るのはある意味滑稽ですらある。
こう書くと農薬や殺菌剤の信奉者は怒り心頭だろう。
怒る前に考えて欲しい。
何故、殺菌剤を使うのか。何故その病気になるのか。環境、施肥方法は大丈夫か。改善の余地は本当にないのか。
病気になって殺菌剤を使わず様子を見たことがあるのか。慌ててすぐに殺菌剤を散布していないか。
人間だって、風邪をひいた程度ですぐに抗生物質(殺菌剤)なんて服用しないでしょう?
2〜3日我慢してダメなら病院へ行くかな。。。そもそも風邪には抗生物質は効かないそうですが(ウイルスには効かない、細菌に効く)
風邪ひいたからって、慌てて病院へ行って抗生物質服用しますかね、年に何回も。
そんなことしていたら耐性菌ができて本当に手術などで抗生物質が必要になった時に効かなくなっちゃうんですが。
私の場合は風邪で病院へ行ったことがないですけど。
植物でも同じことだと思います。




で…ピートモスがどうして熱帯魚と関係するのかって?
古くはヨーロッパ、とりわけドイツで軟水を得るためにピートモスが使われていました。
ピートモスは物質を吸着する能力が非常に優れていて、水がアルカリ性であってもピートモスでろ過すると軟水(酸性水)が得られるんです。
カルシウムやマグネシウムなどの不純物質を吸着し軟水にします。飽和するまでです。飽和すると少しづつ吸着した物質を排出します。
私の場合、植物とりわけバラ栽培でピートモスを使っているのはこういった能力を利用するためです。
またピートモスに含まれているフミン酸の効果も考慮しています。
決して水持ちがいいからとか、何となくではありません。バランサーとして利用しています。
例えば、あげすぎた肥料や水道水の不純物質を吸着させたり、または酸性に傾きすぎた際には飽和済のピートモスを使えば中和できますし
逆もしかりです。微生物の住処としてもかなり適していると思いますね。
粉状のピートモスは不適ですが。以前掲載したブロック状のピートモスを少し解す程度です。



話は逸れましたが、農薬の前に一度栽培環境や栽培技術を見直すと、農薬いらずになるかもしれないと思います。
そして、自分で調べて試して見ることが一番だと思います。
無条件でプロや権威ある者の言いなりにならないことだと思います。
本当に騙されないで欲しいと思ってしまいます。。。



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