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バラを深植えしてよかった例

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昨日も書きましたが、我が家では地植えのバラは全て深植えにしています。
理由は保険&接木苗が嫌いだから。
台木のノイバラとその上部に継がれているバラは他人ですから、居心地がいいとは思わない。
人間でも臓器移植では拒絶反応が起こることがあるように、バラだってそういう可能性がある。
想像ですがね。根拠なき個人的主観。証明する術がない。
科学的に証明されていないことを書くと鬼の首を取ったようにヒートアップされる方々もいますが
そういう方々の言う科学的、論理的というのは結局権威や高名な方がが文献でこうこうこうであるからこうだ、と書いたことを疑いもなく鵜呑みにすることなのだろうか。
例えそれが著者の主張に沿うように事実をねじ曲げたり恣意的にデータを改ざんしていてもだ(最近人間の薬の治験・論文改ざんでも問題になってるでしょ)
だから教科書通りにやっても上手くいかない場合、教科書を疑うこと無く別に原因を求める。初めから盲信しきっているため
よもや教科書が間違っているなどとは想像できない。当然答えなど出るはずもなく、しかし自分の盲信する教科書の意、自分の常識にそぐわない意見は全否定。

今までと同じ考えや行動を繰り返して、異なる結果を期待するのは狂気であると以前にもアインシュタインの言った言葉を書いたが
他の科学者達も似たような格言を述べている。
例えばキュリー夫人「私は科学には偉大な美が存在すると思っている人間の一人です。研究室にいる科学者というのは、ただの技術者ではありません。それはおとぎ話に感動する子供のように、自然現象を前にそこにたたずむ一人の子供でもあるのです」

レオナルド・ダ・ヴィンチ「わからないことがあると私は答えを求めて田園をさまよった。なぜ貝殻が山の頂上で見つかるのか。しかも、海にあるはずのサンゴや海藻などの跡をつけて。雷はなぜ起こった後までなり続けるのか。雷光は起こった瞬間から目に見えるのに、雷鳴はなぜもっとあとになって聞こえるのか。水に石を投げると、水面に輪ができるのはなぜか。鳥はどうして空中にとどまっていられるのか。こういう数々の疑問や不思議な現象が私の心をとらえていた」

アルバート・アインシュタイン「知性は方法や道具に対しては鋭い鑑識眼を持っていますが、目的や価値については盲目です。空想は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む。私たちはいつか、今より少しは物事を知っているようになるかもしれない。しかし、自然の真の本質を知ることは永遠にないだろう」


外野から見ればもっとも科学的、論理的であるはずの(あるべき)科学者達がこう述べているのに
〜かもしれない、〜だと思う、想像から得るものは何もないと仰る方々が科学的、理論的だのと語るのは少々可笑しくもあると思う。
と、ある掲示板を見て思ったさw

昨日記事を書いた後ふと「そういや、みなさんは深植えしてるのかな?」とネットで検索したら件の掲示板を発見
何だかわけのわからん顛末になってたけど興味深く拝読しましてね。
一言、どっちでもいいじゃんと思ったw
浅植えでも深植えでもさ〜。
深植えが絶対だなんて思わないし、浅植えじゃなきゃいけないとも思わない。
私は深植えが好きで地植えのバラは全部そうしているけど(昨日理由を書いた)浅植えの人を見て深植えにしないとダメだと言わないしね。
海外では深植えがマジョリティらしいけど、海外の方法が全て正しいと思わないからそれは深植えにしなきゃいけない、深植えが正しいという根拠にはならないでしょう。
だからと言って浅植えが正しいとも思わない。実際に私は深植えのメリットを体験しているからね。
結局栽培する人の都合でいいのではと思う。


で、タイトルにあるバラを深植えにしてよかった例ですが、4年前に購入した(今年で5年目)ERジェーン・オースチンの例です。
このバラは某九州のバラ店から1株だけ高い送料をかけて購入したのですが届いて落胆。
そうですね…ホームセンターで売れ残ったバラのような状態だったんですよね。
この店からは何度かERを購入経験があって、結構コンディションがよかったから当時どうしてもジェーン・オースチンが欲しくて購入したんですよ。
国産苗と記載があったけど、どう見ても輸入苗にしか見えない。
それからすぐに30cmのロゼアポットに植えて1年後…樹高も伸びず育たない。花も咲かない。
更に1年後…やはり樹高も伸びず殆ど育たない(樹高50cm程度でストップ。花は殆ど咲かない)
いくらなんでも2年も殆ど成長しないなんておかしい。根にガンシュでもあるのかと思ったらない。だが根が殆ど無い。
ごぼうのような太い根のみで細根がほぼなし。輸入苗は国産苗より細根は少ないけど、それにしてもなさすぎ。
地植えしてもダメだったら処分だなということで3年目に地植え。
すると初めてシュートが伸びた。でも60cm。1本杉。
4年目。1m越えのシュートが2本出てきました。株元を掘ったら自根がだいぶ伸びてきていました。


こんなかんじでショボイですが、4年前と比べると雲泥の差です。現在1.2mほど。
諦めなくてよかった。自根が出て元気になった1例だと思います。
接木はこういうケースで厄介です。こういうケースとは台木の不調。
販売前の生産時、掘り上げ時、店での管理等々何らかの理由で不調になってしまうバラは一定数存在します。
(何故そう思うか?なぜだか購入時から調子の悪いバラがあります。何をしても成長不良なのです。
日当たりが悪いからかと日当たり抜群の場所へ植えてもダメなバラがある)
そのような時、命綱である台木が不調になると接がれたバラも運命共同体ということですね。
そこで深植えにて自根を出すことにより台木の不調による成長不良から開放された、ということです。





このクロッカスローズですが、地植えにして4年経過です。
自根が出てからバンバンとシュートが出てきて4本立ちだったのが11本になりました。
間違いなく、自根が出る前はこのようにシュートが発生してこなかった。





それから昨日記事に書いたブルーフォーユーも自根が出てから随分と大株になりました。
日当たりが悪いので嬉しいです。


昨年春の開花の様子





クリスマスローズなんですが、今シーズンは相当数手放しました。
もう真夏は確実に管理できないためです。
特に原種類はご予約いただいていた方々へ送ったため未開花苗が多いです。
例年のように無加温室内に入れていないため、開花が遅いです。
そんな中でも…



初開花予定のTM08016(クロアチア産)
画像よりもう少しダークかなぁ。渋系が咲きそう。





こちら花芽か葉芽か判別不能だけど、触ると丸みがある気がするので花芽かな?な、TM08013(クロアチア産)トルカータス。





これも形は葉芽みたいですが触ると中に丸みを感じる現地採種トルカータス/ムルチフィダス。
初開花予定(未開花で大株だったため株分けした)





ddアトロルーベンス。
株分けして1芽のみで今後の保証なし。





オドルスゴールド・パイン
開花して香るかが問題


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