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今更気づいたこと…バラには硬質赤玉土はダメっぽい

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今日咲いていたバラ





トラディスカント





スピリット・オブ・フリーダム





ローズマリー








最近バラの根っこの様子を見るために鉢を片っ端からひっくり返して見てますw


昨年から色んな用土で栽培して観察しているけど、どうも硬質の赤玉土を使った用土はダメっぽいです。
バラ専門店の用土から自家ブレンドまで硬質赤玉土を使ったものがあるけど、どれも根がダメダメ。


硬質赤玉の中粒+堆肥、特にこの組み合わせは最悪。
硬質赤玉土の中粒を使うと一見通気性が良くなるように見えて、根に大ダメージ。
そりゃ、初期段階では問題なく見えるけど…

どういうことか?普通の赤玉土は崩れるからまだいいんです(なぜいいかは後述)
硬質だと崩れない。堆肥が崩れない硬質赤玉に挟まれブロックされ、逆に通気性が悪くなり腐敗するみたいです。
下手すると有機質が腐敗して黒いヘドロ状態になるようです。
特にプラ鉢だとね。テラコッタの場合は、通気性がいいから、そこまでダメージはない。
硬質赤玉土には根が入り込めない。すると根は腐敗した堆肥にしか侵入できず痛む。
普通の赤玉土はまだ適度に柔らかく、崩れてくるから、いずれ根が侵入できるんですな。崩れてきたらだけど。
だから通気性も悪くはならないみたい。なので、そこまで痛まない。
硬質赤玉を使う理由は、通気性を良くするためだろうけど(つまり硬質赤玉は崩れないから)
硬質赤玉土が殆ど、或いは単体で使用し堆肥類をあまり入れないブレンドであれば、硬質赤玉本来の効能を発揮できるかもしれない。
これでは、無機質用土栽培になっちゃうね。
けど、そんなのは私は考えられない。
堆肥類なくしてバラ栽培などあり得ないと思うから。

赤玉土単体の話でも、硬質赤玉のほうが通気性がよいように見えて多分違うんだな、これが。
普通の赤玉土は崩れやすい。ってことは意外と多孔質で、赤玉の中も隙間が多い=通気性がよいのかもしれない。
硬質赤玉だと崩れにくい=高密度で通気性が悪い、こういうことかもしれない。


細かい硬質赤玉用土主体のバラの土も使ってみたけど、これも私には合わない。
根が所謂ひげ根という、極細にしかそだたないし、根張りもよくない。
そりゃそうだよ。硬質赤玉の細かい土じゃ根を張る場所って硬質赤玉以外の部分、隙間だもの。
だから根っこを見てみると鉢と用土の隙間か鉢の底部に健康な根が張って、中はあまりよい根は張らない。
そこの店のバラも買ってみたけどやはり根は同じような張り方。
これを根張りが良いとは私は思わないけどな。


最近たどり着いた答え。
バラに使う土は、何も赤玉でなくてよいのではないかということ。
ぶっちゃけ、畑の土みたいに細かくてもいいのではないかと思うようになった。
前も書いたけど、フカフカの土、団粒構造の土って、何も粒粒である必要はないじゃない。
広葉樹の森の土。フカフカだけど、粒粒じゃないじゃん。
有機物が分解して微生物も沢山いて空気の層もあれば粒粒じゃなくてもフカフカの団粒構造じゃないの。


以前、バラを育てている方の家で目撃したこと。
その方の庭には赤土に樫の木など広葉樹が植えてあり、バラが地植えされていたんです。
で、細かいただの赤土だから通気性がなさそうと思いながら、意外とさっくりした土の感触に意外性を覚えながら
隣家との堺がブロックで土留めされていたんで、家人に許可を取って、ブロックをどかしてみたんです。
ブロックをどかした理由は、この庭の土がどうなっているか真横から見ることができ、わかりやすいと思ったから。

で、ブロックをどかしたけど、見た目は何の変哲もない赤土。
植物の根っこが伸びてた。
で、指をブスッと刺して見たら、ふわふわのサラサラ、フカフカ。めっちゃ柔らかいの。
あぁ、これが広葉樹の森の土なのかと感動しましたね。
香りも土の良い香り。見た目は赤土そのままだけど、広葉樹の落ち葉が自然に分解して堆積して
庭の赤土と混ざり合って、見た目は赤土だけど、非常に通気性の良い、素晴らしい土になったんですね。
これが理想の土っていうんでしょうね。


で、今、赤土系の細かい土と堆肥を混ぜて見た目は普通の赤土なんだけど、これでバラ栽培してみることにした。
水はけは、赤玉より若干よくないけど、ちゃんと水はけもあるし(意外)
水やりが少し楽になりそうです。
赤「玉」でないぶん、根の張るスペースも多くなるし、どうなるか今から楽しみです。







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